話し方教室東京 コラム-リーダーはコミュニケーション・アプローチを見直せ!

リーダーのコミュニケーション・アプローチ:「話す」「示す」「尋ねる」

ビーアンドティー マガジンでは「リーダーシップ ハックス」の著者、ステイン氏のアドバイスを掲載している。混乱や時間の浪費を防ぐため、リーダーはコミュニケーション・アプローチを見直すべきだと提案している。

基本的なコミュニケーション・アプローチには「話す」「示す」「尋ねる」の3つがある。ステイン氏は、リーダーがコミュニケーションをするとき、どの手法が効果的かを見つける必要があると指摘している。

リーダーはその時々に最適なコミュニケーション・アプローチを選択する

記事の中で分かりやすい事例をあげている。ハーバード・ビジネス・レビューによると、リーバイスの最高経営責任者・バーグ氏は、CEOに就任してから5年間で売上高が30億ドル減少したため、流れを変える必要性を感じていた。

そこで幹部たちにいくつか質問をしたという。その内容は「私たちが変えてはいけない3つのことは何ですか?」、「反対に絶対に変えなければならない3つのことは何ですか?」、「私に望んでいるものは何ですか?」、「反対に、恐れていることは何ですか?」というものであった。

彼がしたのは、「変化が必要だ」ということを伝えるのではなく、「洞察」を求めてコミュニケーションをとることであった。

これは彼が「話す」という直接的な手法ではなく、「示す」という理解を求める方法でもなく、「尋ねる」というディスカッションを促す方法が、最善であると判断したからだと述べている。

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