話し方コラム|病院栄養士の効果的コミュニケーションとは?

医療情報の電子化で医療チームの効果的コミュニケーションが可能に

オーストラリアの公認栄養士、ニキ・モータット氏は、シドニー大学修士号取得にかかる研究例として、ロイヤル・プリンス・アルフレッド病院におけるeMR2(電子医療記録)導入後のコミュニケーションへの影響を記事にした(2018/0925)。

従来の手書きカルテ等を電子オンライン化することによって、時間効率があがり、医療専門職が同時に医療記録を作成することを可能にした。

医療専門職同士の絶え間ない、効果的なコミュニケーションが、患者中心のヘルスケアにおいて至高なものである。患者の状態に応じ思い切った食事変更を実施するため、医療チームと常に連絡を取る必要のある病院栄養士にとって、とりわけ重要である。

医療チームとの対面コミュニケーションは減り、電話連絡が増えた

研究では、資格のある病院栄養士にeMR2を3ヵ月使用した後のインタビュー調査を行った。

eMR2により、患者の医療関連データ収集が速くなったため、患者と過ごす時間が増えた。医療チームとの連絡は引き続き行っているが、対面コミュニーションが減り、電話連絡の時間が増えた。つまり、病院にいなくても、遠方から医療データを参照できるようになったためである。

医療専門職がナース・ステーション等に集まることがなくなり、院内コミュニケーションによって付随的に生じる会話や「建設的な医療専門職間の人間関係構築」が希薄になるという欠点も指摘された。ただし、すでに医療専門職と強い連携関係を樹立している栄養士には、影響がなかった。

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