話し方教室東京 コラム-感染症に関する公的機関やリーダーの行うべきコミュニケーションとは?

公的機関のメッセージは、人々の理解を助けるものであること

世界各国でコロナウイルス感染症が発生し、市民、国民の不安が広がっている。ザ・ヴァージでは、公的機関からのメッセージに対するリスクコミュニケーションについて、専門家の解説を掲載している。

ジョージア大学で健康とリスクコミュニケーションを専門とするヌワク氏によると、公的機関からのメッセージは、人々が理解するのを助けるものでなければならないという。

米国では、疾病対策予防センター(CDC)がコロナウイルスの状況が変化していること、未知数であることを述べている。それに対しトランプ大統領は、ワクチン開発のスケジュールなどについて話している。

CDCの発表は、リスクコミュニケーションの原則に沿っており、人々が必要以上に期待しないよう、コントロールしている。
一方でホワイトハウスは、今後の計画や戦略としてやるべきことを話したわけだが、これらの情報は矛盾しており誤解を招く結果となっている。

リーダーのメッセージは、人々の理解度に合わせて行うこと

もしリーダーとしてメッセージを送る場合、人々の理解と期待度を設定した上で、伝えるべきだとしている。特に情報が不確実な場合、様々な憶測が飛び交い真実が掴みにくい。

早期に発表、対応を行っても結果には時間がかかるため、国民の理解に合わせて報告を行うべきだとしている。

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