話し方教室東京 教養講座-相手の話をよく聞く、聞き上手の秘訣!

話し手が聞き手に自分の話を聞いてもらえている「実感」が重要

「スキルパース」では、話を聞くうえで最も重要なポイントとして、話し手が聞き手に自分の話を聞いてもらえている「実感」を挙げている。

つまり、聞く姿勢として「笑顔で相手の話を聞く」「うなずき・相槌を打って相手に対する共感・同意」「相手の話を支持する」だけでは足りないという。聞く姿勢を通じて、話し手が自分の話に興味・関心をもって真剣に聞いてもらえていると実感できることが重要である。

聞き上手とは、相手の言わんとすることを察して読み取れる人

話の途中で注意散漫になったり、興味・関心が逸れたり薄れたりした場合、たとえ、笑顔で相槌を打ちながら聞いていても、丁寧かつ真摯な姿勢で相手の話を聞いているとは言い難い。話し手は、聞き手が自分の話を熱心に興味深く聞いているとは実感できず、自分の話を聞いてもらえないと感じるだろう。

「聞き上手」とは、相手の話を途中で遮らず、最後まで深く丁寧に耳を傾ける。偏見や思い込みを捨て聞き、推測・仮定や判断など自分の価値基準で判断せず、相手の話を肯定的に受け入れる。そして、発する言葉を正しく理解したうえで、相手の言わんとするメッセージまでを察して読み取ることである。

相手の話だけに集中して聞く、最後まで聞く、話し方に注意して質問する

何かをしながら聞くのではなく、相手の話だけに集中し、まずは、最後まで話を聞く。内容評価や問題解決ではなく、傾聴が目的である。

自分の話を聞いてもらえると実感しながら相手が話せるように、聞き手は意見を言いたくなっても途中で口を挟まず、決して相手の話を遮らない。相手の話に対して興味・関心、疑問、共感、支持を持ちながら聞くと良い。

また、話の内容を要約する、相手の伝えたいメッセージを確認するには、「質問」が最適な方法となるが、矢継ぎ早な質問、一方的な質問は尋問調となってしまう。そこで、相手に質問する際は、言葉選びや聞き方に注意する必要がある。

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