話し方教室東京 教養講座-オンラインのパブリックスピーキングでは、飽きさせない工夫を!

ビジネスコミュニケーションのオンライン化が加速

「アントレプレナー」では、Web会議、オンラインプレゼンテーションをはじめ、オンラインコミュニケーションにおいて聞き手の心を鷲掴みにするコツを紹介している。多くを語らず、明瞭簡潔かつ大袈裟なコミュニケーションがポイントであるという。

近年、ビジネスコミュニケーションのオンライン化に伴い、会議、ミーティング、プレゼンテーションをはじめ、オンラインコミュニケーションの機会は増加した。しかしながら、対面型、オンライン型ともに、パブリックスピーキングの基本は変わらないものの、注意すべき点はある。

対面とオンラインでは話し方やジェスチャーを変える

対面型のパブリックスピーキングにおいて、話し方やジェスチャーが大袈裟である場合、信用・信頼度は下がるといわれる。説得力に欠け、内容の信憑性は損なう。

一方、オンライン型のパブリックスピーキングは、話し手と聞き手が異なる空間に存在する。画面越しのコミュニケーションでは、対面型と比べて、相手の表情、空気感など細かな要素を感じ取れない。

日常生活と同じレベルの話し方やジェスチャーは、スクリーンを介すると分かりにくく、意図や反応が伝わりにくい場合がある。そのため、少し大袈裟な話し方やジェスチャーが求められる。話し手は、日常生活より大きな声ではっきりと話し、大袈裟な動き(ジェスチャー、身振り手振り、仕草など)を意識する。

オンラインコミュニケーションでは聞き手の注意や集中が続かない

パブリックスピーキングでは、聴衆分析と聞き手主体の情報伝達、聴衆エンゲージメントが重要になる。聞き手が求める情報、興味・関心がある内容を聞き手の理性と感情に訴えかけるように伝える。

特に、画面越しのコミュニケーションでは、聞き手の注意が逸れやすい。聞き手の反応をみながら、例えば、ジョークを交えるのも良い。また、話し手は、明るい色の服を着る、面白い背景に設定する、一定時間で背景を変更する、小物を使うなど、聞き手の興味を引くような工夫を考える。

あわせて、対面型と比べて、聞き手が集中できる時間も短い。そこで、オンライン型のパブリックスピーキングでは、質疑応答を含めて15分から20分で纏めるように意識する。

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