話し方教室「医師は代替療法に興味をもち、患者と会話する努力を」

更年期の女性における現代医学と代替療法の利用

メディカル・エクスプレスは3月8日、デラウェア州立大学の学生、デュニア・トノブさんが人類学の准教授と共同で行った研究を紹介した。この研究はマチュリタス誌のデジタル版で発表された。

この研究は、既に出版されている文献を女性の更年期と代替療法の二つの観点から再分析したもので、このような広範なレビューがこの分野で行われたのは7年ぶりだという。

代替療法とは現代の医学を補完するあるいは置換すると期待される民間療法のことで、この研究では3つのタイプに注目した。ハーブや大豆など天然物から生成された商品、ヨガや瞑想、伝統的な中国と日本の漢方薬の3種類だ。

医師は代替療法に興味を持ち、患者と対話・会話すること

研究を指導したメリッサ・メルビー准教授の説明によると、この研究で更年期の女性は高い確率で代替療法を利用していても、医療関係者にあまり告げないことがわかった。

現代の生物医学的な治療はあまり効果がない、あるいはこれらの治療が攻撃的すぎると感じる更年期の女性が多い。また、医師などは代替療法を否定的に扱い、その効果が思い込みに過ぎないなどと決めつけてかかる傾向がある。

生物医学を実践する医師が代替療法に興味を持つ努力をして、更年期の女性と対話・会話をすることで、患者との関係も飛躍的に良好になり、自分の治療の効果を上げることもできるだろうとしている。

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