話し方教室東京 コラム|セクハラ問題の対策!言葉による明白なコミュニケーションがカギ

セクハラ解決も、言葉によるコミュニケーションが決め手

米国オレゴン州、ポートランド州立大学のメディアPSUバンガードは2月13日、#MeToo時代における明白なコミュニケーションをテーマに取り上げた。

昨年はセクハラ報道に続き、#MeTooが多数の被害者の間で連帯感を高め、加害者の責任を追及した。

社会は男性優位、女性蔑視を基盤に構成されているが、男性の欲求が女性や性的少数者の欲求より重要なわけではない。米国の性教育は、性の問題の社会化、つまり言葉によるコミュニケーションを取り入れることが必要だとしている。

率直に語る、積極的に傾聴する、そして健全な人間関係を形成

性的に明白なコミュニケーションとは、性的にあからさまな言葉を使うことではない。自分の気持ちの高まりを相手に正直に伝えて、相手が同じ気持ちかどうかを確かめることだ。

そんな会話はロマンチックでないと嫌う人がいるかもしれない。しかし残念ながら社会には男女不均衡な力関係があり、女性の中には暴力的な復讐が怖くて拒絶できない人もいる。お互いが同じ気持ちかどうかがわからなければ、行動を急ぐより、気持ちを静めるべきだ。

明白なコミュニケーションは現在の状況を正しく認識して互いの気持ちを尊重するためであり、躊躇している相手を追い詰めるようなマネをするべきではない。それにはアクティブリスニングが欠かせない。自分の気持ちを正直に伝えて相手の言葉に積極的に耳を傾けることで、より健康的で優れた人間関係が形成されていくであろう。

話し方教室の要点「男女の人間関係のポイント」

セクハラをはじめとした性の問題削減にも、言葉による明白なコミュニケーションがカギと記事では言っている。

なんともアメリカ的ではあるが、それを笑ってすますことはできないだろう。

記事は「社会は男性優位、女性蔑視を基盤に構成されている。男性の欲求が女性や性的少数者の欲求より重要なわけではない」と指摘している。確かにその通り。

要は、時代が変わった!ということだ。ここ日本においても、男性諸氏は心しなくてはなるまい。

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