話し方教室東京 コラム|コミュニティでの効果的なコミュニケーション!

効果的なコミュニケーションを学ぶ必要性

エリン・コックス氏は、2月23日、適切なコミュニケーションとは学んで身につける技能であり、現在において、とりわけ学ぶ必要が増していることを記事にした。

効果的なコミュニケーションとは、「傾聴」、「表情やボディランゲージ」も含めて成り立つ。自らの感情をコントロールし、礼儀正しい方法で自己主張をすることだ。

コミュニティで密にコミュニケーションを図り、分かり合うこと

マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で生徒ら17名が亡くなった2月14日の銃乱射事件により、我がコミュニティにおいても論争が沸き起こった

英国ローレル郡の保安官が、ローレル郡の学校が「金属探知機を設置する申し出」を断ったことをフェイスブックに公開したところ、子供たちの親や地域の人々が怒りの声を上げた。怒りの声に、ローレル郡公立学校の監督者ダグ・ベネット氏は、少し間をおいて事実を発表した。

「金属探知機による検査は、訓練を受けた検査者による包括的な支援計画に則ったものでなくては効果がないこと」、「専門家によれば、検査は生徒一人当たり2分かかること」、「平均的な一学校の生徒数である1200人が検査を終えるのに、検査時間を1人30秒に短縮したところで10時間かかること」、その上で、検査の列をなす生徒の安全、荒天時に長時間外で待つ等の健康面等も考慮すると現実的ではなかったのだ。

当初、金属探知機の設置を決定したコミュニティの迅速な判断は、一見正しいようであったが、最善の解決策でもないし採択すべきステップでさえなかったのだ。

「金属探知機を学校に備えることの是非」、「現在の銃規制についての是非」、それぞれの主張があるものの、我々全員が「子供たちの無事を望んでいる」ことにつきる。

コミュニティにおいて世代間を超えて冷静に議論し、わかりあう。これらが我々の社会を変えるため必要なことなのだ。コミュニティにおいて、より深く密にコミュニケーションを図っていたならば、メンタルヘルス問題を抱えていた当該事件の犯人に、救いの手を差し伸べることができたかもしれない。

話し方教室の要点「コミュニティー・コミュニケーションのポイント」

コミュニティでの問題解決には、世代を超えて冷静に議論し、深く密にコミュニケーションを取り、わかりあうことが大事である。そのためには「適切な」コミュニケーションを学ぶ必要がある、と記事は言っている。

あわせて適切、効果的なコミュニケーションの4つのポイントを述べている。

1.傾聴する。

2.(言葉だけでなく)表情・ボディランゲージも意識する。

3.(自分の)感情をコントロールする。

4.礼儀正しく、主張する。

コミュニティーには、老若男女、健康な人とそうでない人、お金持ちとそうでない人、忙しい人とそうでない人、友達が多い人とそうでない人、色んな人達がいる。価値観も様々だ。

色んな人達とコミュニケーションを図る時、①キチンと話を傾聴すること、⑤礼儀正しく主張することは、大変重要なことになる。

なぜなら、キチンと話を聞いてくれて、自己主張をするものの礼儀を忘れない人に、人は悪意を持ちにくいからである。

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