話し方教室東京 コラム|絵文字でのコミュニケーション、仕事のメールでも大丈夫?

仕事のメールで絵文字を使うことはプロ意識に欠ける?

米国のメディアUSAツデイは6月7日、職場のメールで絵文字を使うことの是非を取り上げた。

今日電子メールは職場のコミュニケーション方法として確立しており、オフィスで働く人々は一般的に、労働時間の約3分の1をメールに費やしているという。

仕事関係のメールは洗練されていなければならない。つまり文法や綴りの間違いを除き、意味不明な表現を避けることが必要だ。それではプロフェッショナルな印象を与えない絵文字も、一切使用しない方がいいのだろうか。

絵文字は今では広く普及しており、その使用はかなり無害になっていると考えられる。それでもある調査によると上級管理職の39%が、仕事関係のメールで絵文字を使うことはプロ意識に欠けると感じている。

ビジネスコミュニケーションで絵文字使用は限定的、使うにしても単純なデザインを

電子メールでは書き手がどんな気持ちなのかを伝えることが難しい。例えば約束の期日を過ぎても情報が届けられていないとする。催促のメールを文章だけで出すと、相手は非難されていると受け取りやすい。ここに書き手が怒っていないことを表す絵文字を加えるだけで、ガラッと印象が違ってくる。

上司や関係の薄い社外の顧客にメールを送るときに絵文字を使用するのは論外だ。しかし職場で絵文字がよく使われていてメールを交わす同僚との間にしっかりした人間関係があれば、絵文字の活用が効果的な場合もあるだろう。

もし使用するなら、そのときは単純なデザインのものだけを使うことを勧める。解釈に悩むような複雑なデザインは避ける方が賢明だ。

話し方教室の視点「円滑なビジネス・コミュニケーションのポイント」

1.絵文字は今では広く普及しており、その使用はかなり無害になっていると考えられる。それでも上級管理職の39%が、仕事関係のメールで絵文字を使うことはプロ意識に欠けると感じている。

2.職場で絵文字がよく使われていてメールを交わす同僚との間にしっかりした人間関係があれば、絵文字の活用が効果的な場合もあるだろう。
しかし使用するにしても単純なデザインのものだけを使いたい。

ビジネスに電子メールは不可欠な時代になった。「絵文字」は日本人の発明だが、今では全世界で使われている。

プライベートならともかく、ビジネスメールに絵文字を使うかどうかは意見が分かれるところだ。原則は、社外や上司に対しては使わない。同僚に対しては使うこともある、そんなところだろう。

ビジネス文書は、絵文字がなくても、しっかりと伝わるように書くことが基本だ。文章も、話も、受け手にきちんと伝わるコミュニケーション能力を身につけることは、社会人のたしなみと言えるだろう。

書く、話す、二つのコミュニケーションスキルに自信がない方は、早急にレベルアップした方がよい。話し方教室の名門校・日本コミュニケーション学院をご活用になるのが良いだろう。

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