「話し方教室で学ぶ!話し方・伝え方を高める習慣」(1分間 話し方教室東京)
〜毎日の積み重ねがコミュニケーション力を高める〜
ビジネスシーンでも日常生活でも、「伝え方がうまい人」は信頼を集め、仕事も人間関係も円滑に進めています。そして、その「話し方や伝え方」は、訓練と習慣で身に付けることができます。
今回は、誰でも今日から始められる「話し方・伝え方を高める習慣」をご紹介します。
1. 声に出す習慣
音読する習慣
話し方を鍛える基本は「声に出す」こと。そこで、日課として「朝の音読習慣」はお勧めです。新聞のコラムやビジネス書の一節などを、3分でよいですから、毎日1回はっきりとした声で読むだけで、発声・滑舌・リズム感が整ってきます。
明瞭で聞き取りやすい話し方のベースを築くこの習慣は、プレゼンや会議でも活きてきます。
話し方をチェックする習慣
おまけに、もう一つ。「自分の話を録音してチェックする」習慣も効果的です。プレゼン練習や打ち合わせの声を録音して再生すると、無意識の口ぐせやスピードの偏りなど、自分の“クセ”に気づくことができます。
自分の話し方を客観視することは、伝える力の土台を整える上でとても重要なことです。
2. 言い換える習慣
専門用語を言い換える習慣
専門用語を、そのまま伝えるだけでは相手には届かないことがあります。そこで、「聞き手に合わせて言葉を変える」習慣が重要になります。
たとえば「コストパフォーマンスが高い」を「この価格で、この性能なら、すごくお得」と言い換えると、相手の理解度が大きく変わります。
難しい言葉を言い換える習慣
もうひとつの伝え方の習慣として、「たとえ」を使って説明することがあります。抽象的な内容も、具体的なたとえを加えることで伝わりやすくなります。
例えば、「全体を俯瞰して見ましょう」と言わないで、「高いビルの屋上から街を見渡すように、全体を把握してみましょう」といった表現にするだけで、相手の理解は飛躍的に深まります。
3.よく「聞く」習慣
適切な相づちとリアクションの習慣
会話で伝え方を高めるには、よく「聞く」習慣も欠かせません。「相手の話を聞き、どう受け止めるか」で、自身のリアクションや話し方も変わるからです。
そして、「なるほど」「それは大変でしたね」などと聞いたあとにリアクションを入れることで、会話の信頼感とリズムが生まれます。その結果、相手もこちらの話をよく聞いてくれるようになりますから、伝わりやすくなるわけです。
聞いた話を要約する習慣
相手の話を聞きながら要点をまとめる練習も、大切な習慣です。「この話のポイントは何だろう?」と意識しながら聞くだけで、会議での発言や報告の質も向上していきます。
聞く力を鍛えることは、結果的に「伝える力の質」を根底から押し上げてくれます。意外と盲点ではないでしょうか。
話し方教室の視点/酒井学院総長の一言
上記でご紹介した「習慣」は、基本的に、日々の中で実践できるものばかりです。
ぜひ、明日と言わずに、今日から始めてください。始めて、そして、継続すれば、確実にあなたの話し方・伝え方は変わっていきます。
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