「あがり症克服の話し方教室!緊張しないためのスピーチ準備法入門」(1分間 話し方教室東京)


緊張しないためのスピーチ準備とは
~話し方教室で学ぶ「安心して話す」ための習慣~

スピーチやプレゼンの場で、緊張して頭が真っ白になったことはありませんか?
大切な場面で「うまく話したい」という気持ちが強くなるほど、言葉に詰まったり、声が震えたりしてしまうことがあります。

実は、こうした「スピーチのあがり・緊張」は、準備の質や練習でで大きく変わるものです。今回は、本番でも自信を持って話せるようになるための、スピーチで緊張しないための準備法を解説します。

1. スピーチの構成をしっかり設計

「伝えたい一言」を明確にする

緊張してしまう人ほど、「何を話すのか」が曖昧なままスピーチに臨んでしまいがちです。

まずは、あなたが一番伝えたいメッセージを20文字程度に絞り込みましょう。これがスピーチ全体の“軸”になります。話の軸が明確になれば、内容に一貫性が生まれ、聞き手にも伝わりやすくなります。

内容構成を考える

伝えたいことが定まったら、構成を考えます。たとえば、一般的によく言われているのが、「起承転結」や「PREP法(結論→理由→具体例→結論)」などです。

話す順番はもちろん、キーワードの配置なども意識することで、説得力のあるスピーチに仕上がります。

2. 練習とリハーサル

声に出して練習する

緊張を克服するポイントは、実際に声を出して練習することです。目で読むだけの練習では、スムーズに話せるようにはなりません。

立った状態でジェスチャーや表情も交えながら、「話している自分」をイメージトレーニングすることで、場慣れ効果にもつながります。

できれば、スマホで録画したり、鏡の前で練習することをお勧めします。言い回しや声のトーン、目線、ジェスチャーなどがチェックできます。

リハーサルを行う

さらに、直前では、家族や友人など、他人の前で発表してみるのも効果的です。「誰かに見られている状況」で話すことは、より実践的な練習になります。

そして、人前でのリハーサルでは、必ずフィードバックをもらってください。また、ストップウォッチで時間を計りながらリハを行ってください。ペース配分がつかめます。

3. 体と心を整えて緊張緩和

表情と声を整える

本番直前に取り入れてほしいのが、顔の表情筋のストレッチと発声練習です。

顔がこわばっていると、声も出しづらくなります。10秒ほど笑顔をキープする「顔筋ストレッチ」や、「あえいうえおあお」といった滑舌トレーニングを行い、表情と声に柔軟さを持たせることは大切です。

ついでに、声の抑揚、強弱、話すスピードに変化をつけてみてください。聴き手の関心を引きやすくなります。

意識の方向を変える

緊張してしまうのは、「自分がどう見られるか」を意識しすぎているせいでもあります。そのため、意識を「相手に何を届けたいか」に向け直すことが重要です。

「この話は誰かの役に立つ」「相手に価値を届ける」と自分に言い聞かせることで、緊張が集中力に変わり、落ち着いて話せるようにもなります。

話し方教室の視点/酒井学院総長の一言

今回は、平易で取り組みやすい「緊張しないためのスピーチ準備法」を紹介しました。これなら、どなたにも実施できるはずです。

もちろん、本学では、独自のメソッドを提供していますが、それはまた別の機会にでもご紹介することにしましょう。

いずれにしろ、スピーチ初心者が、人前で話す自信をつけるには、質の良い事前準備と、繰り返しの練習が欠かせません。「本番で緊張しない自分」になるために、ぜひ今日から少しずつでも始めてください。

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