話し方教室「SNSは便利だが、そのコメントに傷つき落ち込む人も多い!」

ネガティブになりがちなSNS

世界中に友達を持てる、ソーシャル・ネットワーク・サービス。しかし3月3日のインディペンデントでは、SNSの仕組みにより、ネガティブに受け止めてしまう人が多いという専門家の主張を発表している。

人々の表現能力と、その限界がもたらすもの

世界中に友達ができるというソーシャル・ネットワークだが、コメントに傷つき、落ち込んでしまう人も多いという。それは、人々の表現の能力とSNSというツールの仕組みにあるという。

バデュー大学のコミュニケーションの専門家・スパークス教授によると、対面でのコミュニケーションでは、人は相手を傷つけないようにする配慮や気配りがある。

しかし同時に人は、政治、事件・事故などデリケートな話題に対し、気持ちを適切に表現することができず、最終的には対話の中で誰かを落ち込ませることになってしまうという。

SNSは「注意深く聞く、慎重に返答する」仕組みになっていない

そしてソーシャル・ネットワーク・サービスは、人が対面のように慎重な態度を促進するプラットフォームではなく、注意深く聞く、または返答する仕組みにもなっていない。

教授は、怒りや憤りなどを誘導するような話題には参加しない方が良いという。周りの刺激的な話題よりも、友人や家族とのオフラインでのやりとりを模索することで、絆を強化することができるとしている。

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