話し方教室東京 コラム-「相互理解」のための話し方・聞き方のスキルとは?

「よく知っている相手だから、お互い理解している」ことにはならない

人は、自身のコミュニケーションを過大評価する傾向がある。アントレプレナーでは、相手の理解を確認し感情的につながることが大切だという記事を掲載している。リンクドインとの共同記事で、世界経済フォーラムに掲載されたものだ。

シカゴ大学・ビジネススクールの実験によると、お互いをよく知っているペア、よく知らないペアとのコミュニケーションを検証した結果、よく知っている相手との会話のほうが、お互いをよく理解していないことを発見。

また参加者は、自身のコミュニケーションスキルを評価していたことが分かっている。これは、相手と近しいことによって「相手が理解したと、自分も理解した」という幻想が生まれ、確認のプロセスが欠けているからだという。

相互理解を確認しながら、自身の話し方・伝え方を修正していくこと

会話の中で「相互理解」を確認しながら、つながりを築いていくことは大切だ。それは1人でもチームでも、聴衆でも同じことだ。

優れたビジネスリーダーは、1対1で行うように、意図、感情、エネルギーを伝えている。

そして人々にアイデアを交換する時間を設ける。質問があることは、理解しようとしていることであり、リーダーは声のピッチ、速度、音量、ジェスチャーなどから相手をよく観察し、相互理解のための軌道修正を行っている。

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