「話し方教室で学ぶ!プロジェクトリーダーに必要なコミュニケーションスキル」(1分間 話し方教室東京)
プロジェクトリーダーには、計画立案や進捗管理といった業務スキルだけでなく、チーム全体のパフォーマンスを高める「話し方」や「伝え方」の技術が欠かせません。的確なコミュニケーションがなければ、どれだけ優れた戦略を描いてもチームに浸透せず、成果に結びつけることは難しいからです。
今回は、プロジェクトリーダーが身につけるべき3つの主要なコミュニケーション技術を詳しく紹介します。
1. 明確で伝わる「話し方」
リーダーがいかに優れた戦略を持っていても、それをメンバーに理解・納得してもらえなければ意味がありません。伝える力こそ、リーダーシップの根幹です。
論理ベースの構成力
リーダーの発言には常に「わかりやすさ」と「説得力」が求められます。例えば、三段論法など、聞き手が自然に内容を理解できる構成法を習得する必要があります。特にプロジェクト報告やクライアントへの説明では、順序立てて話す技術は重要です。
ボイストレーニング
いかに内容が優れていても、声が小さかったり、滑舌が悪かったりすると説得力が損なわれます。そのために発声練習や、母音・子音の発音トレーニングが必要になります。自信ある声は、チームの安心感にもつながります。
2. チームを鼓舞する「プレゼンテーション力」
プロジェクトリーダーの役割には、メンバーを鼓舞し、共通のビジョンへと導くプレゼンテーション力も含まれます。内容だけでなく、伝え方の工夫が求められます。
ストーリーテリング
感情に訴える「ストーリー」は、論理だけでは動かない人の心を動かす手段になります。たとえば、過去のプロジェクト事例や自分自身の経験談を織り交ぜることで、チームにリアリティと共感を届けられます。
非言語コミュニケーション
視線の配り方、ジェスチャー、立ち姿といった「ノンバーバルの要素」は、話す内容以上に印象を左右します。より説得力あるプレゼンテーションのためには、鏡や動画を使って自分の非言語表現を客観的に確認することが大事です。
3. 信頼関係構築の「対話力」
どんなに計画が整っていても、チームとの信頼関係がなければプロジェクトは動きません。双方向の対話こそ、真のチームワークを生むカギです。
積極的傾聴
リーダーにとって「聞く力」は、話す力と同じくらい重要です。部下やチームメンバーの発言を遮らず、うなずきや相づちで相手の話を引き出す「アクティブリスニング」は、信頼構築の基本といえます。
フィードバック
良質なフィードバックは、相手の成長を後押しします。ネガティブな指摘をする際も、相手の人格を否定せず、改善点にフォーカスすることで関係性は深まります。スキルとしては、「I(アイ)メッセージ」や「ポジティブフィードバック」などがあります。
プロジェクトを成功へと導くためには、リーダーの「話し方」こそが最大の武器となります。技術や知識を持っていても、伝える力がなければチームはついてきません。上記で紹介したコミュニケーション技術を日常に取り入れ、信頼されるリーダーを目指してください。
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