話し方教室東京 コラム-事故防止・安全管理のための職場コミュニケーションのあり方!

安全に働くためのリスクコミュニケーションとは

建設現場や製造工場など、安全面に配慮が必要な職場では、コミュニケーションが大切だ。「ハザードエクス」では、職場での事故防止、安全に働くためのコミュニケーション方法について解説している。事業継続計画(BCP)にも役立つ概念だ。

職場で事故を防止する最善の方法は、従業員すべてが潜在的な危険を認識することである。そのため定期的にトレーニングを行い、何をするべきで何をするべきでないか、緊急時にはどのような対応が必要かなどを説明・実践する機会を設ける。

また、コミュニケーションを円滑に行うため、指揮系統を整える。事故が発生したとき、またはリスクを発見したとき、誰が判断し、従業員にどのような行動を促すか指揮をとる人材が必要だ。

そのためのコミュニケーション手段や報告義務など全体の流れも整備し、従業員からヒヤリハットなどの事象を受けたら、直ちに改善策を講じる。

リスクコミュニケーションの対話は、明確で、分かりやすい言葉を使う

対話を行うときは、できるだけ明確で分かりやすい言葉を使う。たとえば「機器は定期的にメンテナンスが必要」というより、「3か月ごとにクリーニングが必要」とする方が明らかだ。

リスクの伴う状況では、常に迅速な判断が求められ、相手が正しく理解しているかを考えている余裕はない。専門用語よりも、事象を明確にできる言葉をあらかじめ決めて使うようにすることが重要だ。

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