以下、今回は、「声の震え」について取り上げてみましょう。
 「声が震える方」には、「人前で話す時に、声が震えます」というタイプと、「本や活字を、人前で読む時に(だけ)、声が震えます」というタイプがいらっしゃいます。
 
 そして、「子供の頃から、声が震える」方には、後者のタイプが多く、就学時には深刻な問題になります。

 つまり、後者の場合、「声の震え」が原因で、登校拒否をしたり、高校、専門学校、大学を中途退学したりするのです。友人、先生、親、スクールカウンセラーに相談しても、「気にするな」で片付けられてしまうため、よけいに深く傷ついてしまった結果です。

 実際我が校にも、「声の震え」が原因で、学校を辞めた方、あるいは休学中の方が過去に何人もお越しになり、その都度、きちんと悩み・問題を解消して、コム学院を巣立っていかれています。
 ちなみに、声の震えの問題をかかえている方に、性差(男女の別)はありませんし、また職業も様々です。

 我が校の特徴をあえて申し上げるとするならば、高度専門職の方が比較的多くご入学になることでしょうか。

 たとえば、医師が少なくありません。彼らには学位(博士号)を持っている方や目指している方が多く、また職業柄、学会でのプレゼンや論文発表の機会が少なくないのです。そんな時に、彼らは問題に直面しています。

 でも、さすがに彼らは医学の専門家です。我が校の「科学的メソッド」の正しさと効果のほどを、指導開始前の、理論解説の段階で充分理解してくれますので、指導がスムーズに進みます。

 医師のほかには、弁護士や、企業経営者も、少なからずいらっしゃいます。
 もちろん、主婦、OL、サラリーマン、学生さんなど、普通の方もたくさんいらっしゃいますので、どうぞご安心下さい。

 皆さんに共通するのは、どなたも、「重症の・声の震えは、生涯治らないのではないか」と思って、諦めかけていたことです。でも、我が校で半年程度たつ頃には、その認識が間違いだったことに気づくことになります。

 理論的根拠のある正しい指導、科学的裏づけのあるキチンとしたメソッドなら、問題は必ず解決できます。だから私は、あなたにも、どうか「諦めないで」ほしいと、声を大にして言っておきたいのです。

(C)酒井美智雄